お知らせ

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コムアイさんから、「北村皆雄監督傑作選」への推薦コメント動画が到着!

 

現在メキシコに滞在中のコムアイさん(アーティスト)から、「北村皆雄監督傑作選」への推薦コメント動画が到着!

聞き手は近衛はなさん(俳優・脚本家)、北村皆雄監督です。

コムアイさんのコメントに登場する作品は… 『冥界婚』『アカマタの歌』『カベールの馬』『見世物小屋』『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』でした!

「北村皆雄監督傑作選」は5月11日(土)からスタート!2週間限定上映!! ぜひ劇場で目撃してくださいっ!!!

 

******** カメラは聖のなかに俗を、俗のなかに聖なるものを見た!

「神の島」と呼ばれ、琉球王朝最大の聖地とされる久高島で12年に一度行われる儀式「イザイホー」を映した幻想映画『カベールの馬』(1969)、西表島の最果てのムラの在来信仰と移住者との軋轢を赤裸々に描いた『アカマタの歌』(1973)。北村皆雄は日本とアジアの「辺縁」に赴き、そこに生きる人間の生きざまを映像に焼き付けてきた。障害を持ちながら自らの身体を芸にして世間を生き抜く見世物一座を記録した『見世物小屋』(1997)。放浪の俳人・井上井月の謎めいた生涯を辿る『ほかいびと』(2011)。あの世での幸福を願って死者の霊同士を結婚させる韓国漁村の習俗を濃密に記録した『冥界婚』(2016)。アイヌ長老の入魂の祈りを目撃した『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』(2021)。1970年代から「映像民俗学」を標榜する北村は、時にフィクションとドキュメンタリーを駆使しながら、虚実のあいだに現れる「聖と俗」をまるごと捉えようとしてきたのだ。最新作『倭文(しづり) 旅するカジの木』(2024)の公開を記念して、前衛的映画作家、ドキュメンタリー映画監督、テレビディレクター、冒険家、映像民俗学者と多様な顔をのぞかせる北村皆雄の60年の映画制作をふりかえる傑作選を開催する。早大在学中に前衛美術集団「ハイレッドセンター」の作品を取り入れて制作した処女作『白い影への対話』(1964)、即興による演出が光るテレビ番組『津軽じょんがら女考―青森―』(1976)を特別上映。

北村皆雄監督最新作『倭文(しづり) 旅するカジの木』はシアター・イメージフォーラムにて 5月25日(土)よりロードショー!

企画・配給:ヴィジュアルフォークロア 公式サイトURL https://shizuri-movie.com/selection/

 

【上映作品】 ◉1964『白い影への対話』特別上映 音楽:小杉武久 美術:ハイレッドセンター、松目正毅 ―東京オリンピックの年に撮られた第一作

◉1969『カベールの馬〜1966年イザイホー〜』 音楽:小杉武久 語り:北林谷栄 ―沖縄久高島の秘祭を捉えた 初期代表作

◉1976『津軽じょんがら女考―青森―』特別上映 出演:西川洋子(津軽三味線奏者) ―若き津軽三味線奏者の信仰を描くテレビ作品

◉1973『アカマタの歌 海南小記序説/西表島・古見』 音楽:上地昇 ―南島の村人たちの秘されたライフヒストリー

◉1997『見世物小屋〜旅の芸人・人間ポンプ一座〜』 出演:安田里美 ―姿を消した見世物一座。その芸と人生

◉2011『ほかいびと〜伊那の井月〜』 主演:田中泯 語り:樹木希林 ―放浪30年、山頭火が惚れた俳人の一生

◉2016『冥界婚』 出演:金石出(韓国人間文化財) −死者の霊同士を結婚させる韓国シャーマンの儀式

◉2021『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』 出演:日川善次郎 ―キタキツネに奉るアイヌ長老の入魂の祈り

 

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