チヌリクラン

~黒潮の民ヤミ族の船+アラヨの歌~ヤミ族伝統のシイラ漁~(台湾・蘭嶼)

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作品紹介 Overview

「チヌリクラン~黒潮の民ヤミ族の船~」(93分)
台湾の南島海上にある蘭嶼(ランショ)には、ヤミ(タオ)族が暮らしている。この島では代々「チヌリクラン」という伝統の10人乗りトビウオ船が造られてきた。祖先はこの船でフィリピンのバタン諸島からやってきたと伝えられている。
島のイモロド村で27年ぶりにチヌリクランが造られることになった。その船材の伐り出しから、船体づくり、伝統模様の彫刻をほどこすまで丹念に追い、さらに続く進水式と処女航海、そしてトビウオの初漁までを一年にわたって記録した。映画は、船長の座をめぐって2人の男が競い合う様子、男たちの伝統的な夜を徹した歌会なども捉えており、チヌリクランにからむ人間ドラマから、蘭嶼の現状が見えてくる。
「アラヨの歌~ヤミ族伝統のシイラ漁~(台湾・蘭嶼)」(17分)
毎年蘭嶼(ランショ)にトビウオの季節がやってくると、それを追ってアラヨ(シイラ)が回遊してくる。アラヨは「神様の魚」と信じられている。漁解禁の朝、シイラ捕り名人シャプン・マカラシュ(68)は、手作りの小舟で一人沖に漕ぎ出て伝統のシイラ漁にとりかかった。まず活餌のトビウオを捕まえ、舟を漕ぎながら、「アラヨよ、さあ寄ってきてこの釣り針にかかっておくれ、そしたらお礼にこの若い雄鶏をあげよう」と歌いかける。するとアラヨが海面に飛び上がった。水揚げした後、初漁のシイラは伝統にのっとって丁寧に捌かれ、厳かに迎えられ、誇らし気に漁師の家の干し棚に飾られる。老漁師の語りのみで伝える詩情あふれる短編。

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詳細 Datail

「チヌリクラン~黒潮の民ヤミ族の船~」
【監督・撮影】アンドル・リモンド
【撮影】後藤一平/金沢裕司/張也海
【別班監督】神央 
【語り】小林勝也
【学術協力】台湾YAMI文化研究フォーラム/乾尚彦/皆川隆一
【制作】北村皆雄/三浦庸子 
【制作年】2006

「アラヨの歌~ヤミ族伝統のシイラ漁~(台湾・蘭嶼)」
【伝承】シャプン・マカラシュ
【監督・撮影】アンドル・リモンド
【制作】北村皆雄/三浦庸子 
【制作年】2006